夏には山野草が、秋には渓谷の紅葉が彩ります。御岳山に咲くとりどりの花、植物たち。歩きながら自然と触れ合えます。
平成12年には東京都の名勝・奥御岳景園地として指定されました。
四季の草花
春: カタクリ、ヤマエンゴサク、サクラ、イワウチワ、ミツバツツジ、エイザンスミレ、ハシリドコロ、ヒメレンゲ、イカリソウ、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)、ヤマブキ、フジ、ヤマツツジ |
夏: コアジサイ、ヤマホタルブクロ、ギンバイソウ、ヤマユリ、イワタバコ、タマガワホトトギス、レンゲショウマ、ハギ |
秋: 紅葉、ノハラアザミ、ツルニンジン、ノコンギク、アキノキリンソウ、セキヤノアキチョウジ、カメバヒキオコシ、リンドウ、ツリフネソウ、フシグロセンノウ、シラヤマギク、リュウノウギク |
冬: マンサク、ロウバイ、雪景色、氷の花(カメバヒキオコシ) |
ロックガーデン
七代の滝から綾広の滝まで、苔むした岩間を流れる清流沿いの登山道(約1.5km)が、御岳ロックガーデン(岩石園)として整備されています。
夏には山野草が、秋には渓谷の紅葉が彩る歩きやすいコースです。
平成12年には東京都の名勝・奥御岳景園地として指定されました。
七代の滝(ななよのたき)
七代の滝とはその名の通り大小7段の滝から成る美しい滝です。
滝上には「天狗岩」があり、落差約50mの滝から流れる水が透き通る音を残し岩と岩の間を抜けていく静かで涼しげな場所です。
水量の多いときには、マイナスイオンをたっぷり浴びることができます。
冬場は滝全体が氷の柱にかわり、透明感のある神秘的な姿を見せます。
綾広の滝(あやひろのたき)
落差10m、滝壺の深さ1.2mの奥深い味わいのある滝。
古来より御嶽神社の禊(みそぎ)の神事が行われることから「修行みそぎの滝」とも言われています。
すぐ近くには中里介山の『大菩薩峠』に出てくる「お浜の桂」もあります。
天狗岩
ここには天狗岩とよばれる巨大な岩が立ちふさがります。
七代の滝と岩石園を分ける独特の雰囲気をもつ存在感のある場所です。
天狗の腰掛杉
武蔵御岳神社から綾広の滝、または奥の院の方に行く途中にある、樹高60mの大木。
天狗が腰掛けたとされる枝も見られます。
レンゲショウマ群生地
全国でも珍しい、レンゲショウマの群生地。
毎年夏には約5万株のレンゲショウマがいっせいに咲き誇り、淡い紫色のかれんな花を一目見ようと、多くのハイカーで賑わいます。7月下旬から9月上旬が見頃。
8月にはレンゲショウマ祭りも開催されます。